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2020/10/15
小多機、利用者が役割を持つ場の提供を評価へ 厚労省 次期改定で加算見直し
来年4月の介護報酬改定について議論している審議会の9日の会合 − 。小規模多機能を取り上げた厚生労働省は、利用者が何らかの役割を持てる場を地域で創出している事業所を高く評価する案を提示した。
既存の「総合マネジメント体制強化加算」に新たな上位区分を創設する方向で検討を進める。この上位区分への移行を促す観点から、現行の単位数を見直してメリハリを付けることも俎上に載せる。利用者の自立支援・重度化防止につながる取り組みを現場に促す施策の一環。
年内に方針を決定する。委員から目立った異論は出ていない。
小多機の総合マネジメント体制強化加算は、
○ 利用者の心身の状況や家族を取り巻く環境の変化を踏まえ、多職種協働で個別サービス計画を随時、適切に見直していること
○ 地域の行事・活動への参加機会が確保されていること
などが要件。1000単位/月。事業所ベースの算定率は86.3%と高い。
厚労省は会合で、何らかの役割を持つことで状態が改善に向かう利用者がいることを示すデータを提示。総合マネジメント体制強化加算をアップデートし、「役割発揮の場を提供する手間も評価する」と説明した。